1951-07-24 第10回国会 参議院 大蔵委員会 閉会後第1号
又小漁民同士も甲部落、乙部落の例をとつてみましても村の慣行に基いて利用関係がきまつておりますので、その後事情が変りました場合に、甲と乙部落の漁場の利用をめぐりまして、專用漁業権、入漁権というような形で水あらそいのようなものが絶えなかつたわけであります。
又小漁民同士も甲部落、乙部落の例をとつてみましても村の慣行に基いて利用関係がきまつておりますので、その後事情が変りました場合に、甲と乙部落の漁場の利用をめぐりまして、專用漁業権、入漁権というような形で水あらそいのようなものが絶えなかつたわけであります。
この專用漁業権につきましては、先ほどちよつと申しましたように、いわゆる財産権的な性格というよりは、その人個人に帰属した、その集団に帰属した権利であつて、その人以外は持つことは本来意味がない。
○説明員(久宗高君) 問題をはつきりいたしますために、突込んで申上げますと、この問題を議論して参りましで、私担当しておりまして、非常に痛感いたしましたのは、今の漁業権というような無体財産権、特に專用漁業権というような、いわゆる個人構成では取扱えない権利、こういうようなものに対しての産業法規と税法との間に法体系上の矛盾があるのではないか、その点でこれを実体的に押して行きましても、形式的にだけ割切ろうとしましても
あるいは專用漁業権の問題については、特に税の考慮をするという問題もありましよう。
○平田政府委員 專用漁業権の特殊性につきましても、水産庁から大分いろいろ話を伺つておるのでございますが、率直に申し上げまして、課税の見地から考えまして、どうすべきかということにつきまして、まだ結論を得ていないのでございますが、問題はやはり組合という形になつておりまして、それが組合の計算という形になつておりますので、そういう関係も漁業者個人としてはあるかと思いますが、組合という形になつて参りますと、普通
ただそこで問題になりますのは、漁業会が所有しておる專用漁業権であります。これは局長も御承知のように、漁業会の会員、つまり漁村の人たちが、そこに入会つて專用漁業を営んでおるいわば浦浜制度時代からのそういう関係というものに一応考えられるわけであります。そこでこの專用漁業権につきましても、定置漁業権あるいは区画漁業権、特別漁業権等々と同様に取扱うということは、ちよつと当を欠くように私ども見ております。
そして県統計を若干これに加味いたしまして、金額を集計いたしましたのが区画漁業権の金額でありますが、ただいま御説明いたしましたように、センサスと農林統計のみが基準になつておりますので、他の漁業権、すなわち定置漁業権あるいは特別漁業権、專用漁業権というものに比してあるいは僅少の額に出ているかもしれません。
そこで重ねて申し上げたいことは、私はこの五十五億の中に渡島管内のいかの專用漁業が落ちているということをはつきり発見したのであります。その書類については私は松任谷部長に渡してあります。先日も長官にまだ何ら連絡がないということで、私は連絡が非常にまずいということを指摘しておきましたが、この額が五億三千万円ほどになつております。
まず第一に、広島県呉港周辺における旧艦船の引揚げ解体による專用漁業権の被害を現地において調査するため、県当局のごあつせんにより、海上保安本部の浪切丸に乗船、出雲、榛名、青葉、伊勢、日向の五艦に接近し、引揚げ解体作業の現地を視察したるところ、榛名のはかはいずれも水中爆発によつて解体作業を続行しているので、附近のわち、いわし等の魚族が直撃によつて斃死し、音響振動等による魚群の逃散があつて、いわし網、さわら
すなわちもう少し言葉をはつきり申し上げますれば、ここに專用漁業無線を利用するための一つの団体というものは、必ずしも自分自身無線局を持ち、自分自身その無線局を維持しなくてもよろしい、従来通りそのそばにあるところの県の無線局を利用する。従来県は無料でもつてそれらの電報を取扱つてやつておつたのでありますから、おそらく県といたしましても、無償でその利用を許すに違いない。
別の村にしろここの漁業権はどこが持つているかというと、勝浦の漁業会がこの水面の專用漁業権を持つている。これを何ゆえに認めたか、こういうことで談じたのであつて、決して勝浦の観光施設を否定するものでもない。しかし漁港の施設を重点に置いてやつた方がいいんじやないかという意見から、私はかえつて勝浦のためになるように言つたのだが、はたして勝浦はどういうふうに聞いているか。
一番最後の二百三十五條に旧漁業法の規定に基く專用漁業権、これは共同漁業権とみなすという規定がございまして、これは今の二百九條で沿岸漁民を対象にしておりまする共同業権は非課税になつておりまするのでありますが、旧漁業法のそれを押えておつるわけであります。
従つてこれに対して專用漁業権その他定置漁業権等の種類並びに数が非常に多いこと、第三点は、漁業資源は他府県よりも非常に豊富でありますので、今後の新魚田の開発等においても、漁業の発展性が非常に大きいこと、第四には、終戦後引揚漁民が北海道に非常に多くおること、さらに内地方面の資源の枯渇によつて、北海道の魚田開発のために、相当数の内地方面からの移住漁民があるのであります。
これがこの法律案を提出する理由であるという表面的の理由でありますが、さらに詳細な理由といたしましては、まず北海道は他府県より漁業生産が非常に大であること、第二といたしましては、漁業種類も多く、従つて專用漁業権の種類及びその数、並びに定置漁業権の種類及びその数等も多いこと、第三には、漁業資源が最も多く、かつ新魚田開発等、将来の発展性が最も強いこと、第四には最近において引揚げ漁民並びに他府県からの移住漁民
○青山正一君 それならば、その慣行專用漁業権はどういうふうな種類の漁業権ですか。つまりどういう種類の漁業権を何種類程持つておるのですか。その種類が分つたら一つお伺いしたいと思います。
○青山正一君 こういつた日本で最も大きな專用漁業権が新潟漁業法によつて失うようなことになりますというと、和歌山県の紀北三郡のすべての漁業者が困る。それでこの漁業権を取上げられるとすると、何かそれに代るものが必要だと思う。
○青山正一君 今度の漁業法の改正によつてこれは恐らく日本でも二番か三番と言われる程大きな厖大な專用漁業権だと私は記憶しておるのでありますが、この專用漁業権を御破算にしまして、その代りに一体どれくらいの補助金が入つて来るのですか。私の聞いた範囲内では二億七千万円と聞いておるわけなんですが、そういうことを聞き及んだことがありますか、どうですかお聞きいたします。
位置を兵庫県に変更の請 願(佐々木盛雄君紹介)(第一五号) 三 かれいの統制撤廃に関する請願(佐々木盛 雄君紹介)(第一六号) 四 対馬海域の漁区拡張の請願(西村久之君外 六名紹介)(第二二号) 五 沖泊部落接收に伴い沖泊漁港修築に関する 請願(山本利壽君紹介)(第六七号) 六 白糠漁港築設の請願(伊藤郷一君紹介)( 第一九二号) 七 すけそうだら漁場慣行專用漁業権
関する請願(小高熹郎君紹介) (第一八六号) 一〇 漁船法並びに漁船船員法制定に関する請願 (小高熹郎君紹介)(第一八八号) 一一 旋網漁業許可方針確立に関する請願(小高 熹郎君紹介)(第一八九号) 一二 にしん、さばの公定価格改訂に関する請願 (田口長治郎君紹介)(第一九〇号) 一三 白糠漁港築設の請願(伊藤郷一君紹介)( 第一九二号) 一四 すけそうたら漁場慣行專用漁業権
なお漁業権税に関する最後の條項には、專用漁業権だけは共同漁業権とみなすという丁寧な註釈まで用いておるから、この條文の規定から行けば、二年後においても新法による漁業権に対して、漁業権税を課するという精神が読みとられるのであります。この点はいかがですか。
水産関係について特に申し上げますならば、漁業権税の面につきましては、今回の改正によりまして、專用漁業権、新しい漁業法で言いますと同漁業権、これは課税いたさないということに変更いたしたわけであります。さらにまた附加価値税の面については、従来事業税が水産業について全面的に課税されておつたわけであります。
さらに專用漁業権を旧法が存続いたします間は、共同漁業権と読みかえるというふうな規定を、別のところに置いてあるわけであります。従来の專用漁業権、将来の共同漁業権、これはその性質上、課税除外にしておる。こういうことを明確にいたしておるわけであります。
それから三十六條には、土地、水面の使用及び收用、これも今後漁港を修築して行きますには、必ず水面等は漁業権等もあることも考えたり、或いは協同組合が專用漁業権として水面を持つておる場合もありましよう。
今までの專用漁業権は根本からかわつて来ておる。
なお、お話のようなものは、許可を受けておりますもの、また従来の專用漁業権に属しておつたものについておつしやつておつたようでありますが、そういうものも今回は課税しない。また新しい漁業法が二年先に動き出します場合には、やはり大臣もこの前答弁されましたように、この漁業権の本質についてさらに検討を加えて、考え直す必要があるだろうというようなことも、研究いたしてれるわけであります。
○奧野政府委員 先ほど漁業免許料の問題でいろいろ御意見があつたようでありますが、もし住民が共同して使用しておりましたような漁業権についての問題でありましたら、今お話のような魚も考慮いたしまして、新しい漁業権税におきましては従来の專用漁業権、新しい漁業権の制度によりますと共同漁業権といわれますものについて、漁業権税を課することができない。
一つ、瀬戸内海とは豊予、下関、鳴門、紀淡の四つの海峽により囲まれたる海面をいうものでありまして、紀伊水道は事実外洋性水域であることは、両海区の專用漁業権の内容に大なる差異のあること、及び豊後水道が内海海区より除かれていることによりまして明瞭であります。
またその他の団体の持つております專用漁業権税は低いようでありますけれども、個人の持つておる漁業権は、現在でも相当の課税をいたしておるのであります。
郎君紹介)(第一八五号) 漁業金融に関する請願(小高熹郎君紹介)(第 一八六号) 漁船法並びに漁船船員法制定に関する請願(小 高熹郎君紹介)(第一八八号) 旋網漁業許可方針確立に関する請願(小高熹郎 君紹介)(第一八九号) にしん、さばの公定価格改訂に関する請願(田 口長治郎君紹介)(第一九〇号) 白糠漁港築設の請願(伊藤郷一君紹介)(第一 九二号) すけそうたら漁場慣行專用漁業権
それは浮魚をどういう観点から外されたかということを、今更御質問申上げる必要もないと思いますが、この浮魚の関係は、小さい漁業者は釣り繩によつて生活しておるのでありますが、これが御承知のように專用漁業権によつてこの仕事が確保されておるのであります。
○説明員(久宗高君) 浮魚を外した根本的な理由といたしましては、專用漁業権対入漁権の問題であります。つまり現在の浮魚の関係と申しますのは、漁業法が当初できました際に、慣行に基いて、専用漁業権の側も入漁権の側も基礎には慣行があるわけです。
ところで、現存の漁業ではどういうことになつておるかと申しますと、專用漁業権では約九割以上、その他の漁業権では約六割五分以上を沿岸漁民の団体、即ち零細な漁民や中小漁民の寄り集まりであるところの漁業会……漁業協同組合が持つておるのであります。